読書論
- 2017年11月21日
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『灯火親しむべし』とはよく云ったもので、
秋の夜長は殊に活字が進みます。
読書≒知性
なんて図式も成り立つのでしょうが、
オイラのはひたすら乱読….
漱石~池波正太郎~村上春樹 etc.etc.
とにかく節操がありません。
さらにそのマナーと云ったらもう
コーヒーはこぼすわ、タバコの灰は飛ばすわ、
ポテチは食い散らかすわでして
映画『SEVEN』の中で、
モーガン・フリーマンがG線上のアリアをバックに
調べものに興じるイカしたシーンがありましたが、
あんなのとてもとても…..
そもそも、活字を追っている最中は人の目なんぞ気にして
いられません。
海外にはボグワーツ魔法学校の講堂のように
そりゃでっかい図書館もありますが、
ありゃ開放的すぎてどうにもいけない。
スタバでの読書も同じ理由でダメです。
もっとこう、何しても許される「あなぐら」的な
空間じゃないと、文字は血肉となりゃしない。
多読な方なのに「意識低い系」読書人と云われる所以は
このあたりでしょう。
「書斎」だなんて決して呼べないオイラのあなぐら
棚の各段は3カ月~6カ月で総入れ替え
ポスターはミケランジェロ・アントニオーニ監督の『欲望』
三段目黄色のミニカーはフォードB型クーペ(アメグラに出てきたヤツ)
で、昨日の会話
お客さん 「図書館まで徒歩圏内の物件を探しているのですが…」
オイラ 「素敵なご趣味ですね。私も図書館は大好きです。」
オレは今ウソをついている……
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