シャーロキアン

なぜか、当社には外国人のお客様が多い。特に「英語OK」を謳っている

訳でもないのですが、カデナべースからも近いこともあって「リタイア後の住処を」

求める大男がしばしば飛び込んでくる。 いや、全くもってありがたいことです。

先日メールをくれた御仁はイギリス人のI 氏。I 氏とは前職からの付き合いで、

時折電話やメールをくれる。「外人」と「アメリカ軍人」がほぼ同義語で使われる

本県において、同氏の英語はとても新鮮。なんかとてもインテリっぽい。

(事実、氏はケンブリッジ大卒なんだけど) いっぽう、この男 めっぽう義理堅く、

かつて土地取引の手伝いをしてからというもの、ことあるごとに王室ご用達の焼き菓子

だのワインだのを送ってよこす。筆者の会社設立の際にはキューバ産のシガーだった。

 

ところで、I氏のメールアドレスのなかに「221b」が含まれているのですが、これは同氏が

「シャーロキアン」と呼ばれるS.ホームズマニアであることを示唆しております。

Sherlock_Holmes_Portrait_Paget

Baker street 221b は、ホームズとワトソンが暮らしていたハドソン

夫人の下宿の住所であり、(頂いといて恐縮なのだが)マニアックな品選びも

シャーロキアンのようなスノッブならでは。 ロンドン1の名探偵の推理力を借りるまで

もありません。

さて、そのシャーロキアンなる方々。シャーロックホームズ全60編を「聖典」と呼び、

ストーリーや時代背景を考察しては時に著者ドイルの矛盾を指摘し、ユーモアと屁理屈

をもって自説を主張するのが仕事(?)らしい。 一種の知的パズルともいわれますが、

興味がない人からみると、苦沙弥先生の家に上がり込んでそば喰い講釈を垂れる

ハイカラ遊民「迷亭」となんら変わりません。(「吾輩は猫である」より)

それでも、にわかに興味を覚えた筆者は棚から短編集を引っ張り出し、久しぶりに目を

通してみると、「マゼランの宝石」のなかでホームズが老婆に変装しているシーンが

あったのは驚いた。つうか笑った。

 

お婆ちゃんって、ホームズは6ft(183cm)でっせ。

 

2ばばあ

こんな感じ!?

 

 

 

シャーロキアンじゃなくても、ここは突っ込みたくなります。

ばばあ

 

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