ちょっとしんみり(夏休みの思い出)

夏休みが始まったようだ。4月下旬から10月末まで泳げる沖縄に

移り住んで早10数年。「夏休み」は「夏」を構成する1ピースに

過ぎないことは十分に理解したつもり。

他方、筆者少年時代の両者はほぼ同義語。いや、お盆過ぎれば

ヒグラシとアキアカネの季節なので、夏の正味は1カ月と云うところか。

トロトロしている者は皆置いて行かれた。

「散ればこそいとど櫻はめでたけれ、うき世になにかに久しかるべき」

と謳ったのは業平センセ。

要は「桜は散るからこそに美しい」だが、ガキながら「夏は去るからこそに美しい」

なんて美意識さえあったような気がする。

兎にも角にも、1カ月の浮世を遊び倒すのが

我々の使命だったわけだ。

とりわけその使命感が顕著に具現化したのは、色かぶれが始まった高一のとき。

その後、恒例となる悪友との

「夏の新島ツアー」の始まりは自然発生的だった。

地図

(えっ 何しにって!? 今や私も娘を持つ身。そこは「80年代の新島」だけでお察し頂きたい。)

当時、わずか24㎢のその島は資本主義の縮図で、限られた売り手に

何倍もの買手が殺到していた。

競争相手の多くは東京の大学生。しかし、文Ⅰだろうが理Ⅲだろうが引いちゃいらんねえ。

コッチは神のメッセンジャーだとばかり、自分のミッションを遂行するのみだった。

(営業の原点は今でもココにあると信じている。)

 

ともあれ5泊6日の『スタンド・バイ・ミー』を気取った小旅行

(目的の違いはご愛嬌)が終われば、我々の夏も終わる。

泣いたもの・笑ったものあれど、とにかく終わった。

W、Y、O、M、もう四半世紀以上も連絡とっていないが 皆元気だろうか。

この季節になると思い出さずにいられない。

I never had any friends later on like the ones I had when I was in  high school……..

 

追伸  お前ら、その後一度でも「麦わら黒髪白ワンピ」の女の子なんか出会えたのか!?

 

Stand By Me

歌詞

words and music    B.King/J.leiber and M.Stoller

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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