Use it, or lose it

朝のテレビで、池上彰氏が二・二六事件のことを語っていました。

雪の帝都を揺るがせたあの事件は昭和11年、

もう80年前の話です。

 

内容は…….

止めときましょう。

皆さん『社会』で習ったし、血なまぐさいし。

 

筆者は若い頃(とっても若い頃)、この「昭和維新」に感じるものがあり

ずいぶんと図書館通いをしたことがありました。

 

未曽有のクーデター騒ぎは磯部浅一ら事件の中心人物

の処刑で幕を下ろすことになるのですが、

銃殺された唯一の民間人に北一輝がおります。

北一輝

 

北に関する書籍はたくさん出ているし、

村上もとかの漫画 龍(RON)にも実名で

登場したことがありますので、ご存じの方も

多いかも知れませんね。

 

ron

 

おっと、右だの左だのといった無意味なレッテル貼り

はどうかご勘弁。

 

 

読みましたよ、この人の本も。

青年将校らのバイブルとなった(とされている)

『日本改造法案大綱』もそうですが、

『国体論及び純正社会主義論』なるヤツも

ありまして、

北が23歳のとき自費出版した大作です。

もっとも、内務省に危険思想と見做され、

すぐ発禁処分になったようです。

 

 

まだ持ってました。

国体論

内容のヘビーさもさることながら、

458頁 全て旧字

よくまぁこんなのが読めたものです。

 

ネットでみたら値札は12,900円とある。

全3巻だから38,700円かぁ…

 

なんでもネットで検索・閲覧できちゃう現代とは違います。

「知りたいこと」を知る対価として、

当時の家賃以上の額を払えちゃうんだからね。

 

ホント 若いっていいですねぇ..

 

 

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蛇足

この本の版元「みすず書房」

人文系の専門図書ばかり扱うマニアックな出版社です。

本の装丁は白を基調することから、

その内容の難しさに絡めて「白難解」又は単に「白ナン」

などと呼ばれておりました。

(対して「黒ナン」は現代思潮新社だったとかと)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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