Fluctuat nec mergitur
- 2015年11月20日
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かつて、本ブログでも紹介した文豪 開高健。
氏が晩年好んで使い、本のタイトルにもなった金言に
「漂えど、沈まず」があります。
最近、その元ネタを目にした方も多いでしょう。
トリコロールにライトアップされたエッフェル塔とともに……
(赤の上部に書かれたラテン語)
Fluctuat nec mergitur
「揺蕩えど、沈まず」と訳されるケースもありますが、
いずれにしても、動乱を乗り越え前に進むパリ市を船に見立てている
のでしょう。
アーネスト・ヘミングウェイのパリ時代の回顧録として、死後出版
されたモノに『A Moveable Feast』(移動祝祭日)がありますが、
事件の後、久しぶりに読んでみました。
すると、これまで気がつかなったのですが、ヘミングウェイ自身が後年
友人に語った言葉が題辞として付されていることに気がつきました。
幸運にも、若いときをパリで暮らすことができたのなら、その後の人生を
どこで過ごそうともパリはついてくる。パリは移動祝祭日だからだ。
その機会を失った方、ご遺族には心よりお悔やみ申し上げます。
安らかにお眠りください。 合掌
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