沖縄道中膝栗毛

沖縄市に事務所を構えてようやく半年になりますが、当社の取扱い物件も

クライアントもまだまだ那覇・浦添が圧倒的に多い。 昨日も那覇西町で

ミーティングでした。

すり合わせも終わり、さてバイクにまたがると、観光客らしき老夫婦に

道を聞かれる。ロワジールホテルに行きたいのだが、寄り道してたら迷って

しまったとのこと。

それならすぐそこ、 ご老人にも分かりやすいように大きな声でゆっくりと

道順を伝える。

 

「この道を真っすぐ進んで、いぃち にぃ 2個目の交差点を左に曲がれば

突き当りの大きなホテルですよ。」 と筆者。

 

すると、ご老人矍鑠(かくしゃく)とした声で、

「ココまっつぐで、ふたっつ目 の角ォシダリですね。」

 

アンタ.........江戸の生まれだね。

 

久しぶりに聞く江戸弁。 かつては、ツービート時代のたけしが江戸言葉使い

として知られていたが、ここんとこはとんとお目にかかれなくなった。

寄席は別として、最後に生で聞いたのは数年前に浅草の問屋街で店のオヤジと

客のやりとりに居合わせて以来だ。

 

聞けば足立区からお越しのSさん、沖縄は初めてとのこと。「4人目のかかあ」

と紹介された奥方(いやはや、雄っぷりは現役のようで)にせがまれてとのこと

らしい。

更にこの御仁、空港からココまで歩いてきたと曰う。  しかもシレっと…

そんな無茶な!?

 

禿頭なでながら

「この通り頭ァいっちゃってるけど、オレもコイツも足はフントに達者だから。」

確かに、切り返しもいちいち板についてるが...

 

「しかし、あれだね。暑いの暑くねぇのって。」

当たり前だ。この日の最高気温29度、体の弱い人なら下手したら西向いちゃう

暑さですよ。そこへきて、じいさんばあさんがキャリーバッグ引いて徒歩4キロですか?

 

宵越しの金は持たねぇだの、真冬でも半纏一枚だの、湯は一番風呂しかもとびきり

熱いのだのと、江戸っ子の無茶ぶりは皆様も良く知るところ。

そもそも、江戸っ子はコスモポリタンとしての美意識を高く設定しすぎなんですが、

人間の体は3代やそこいらで進化するものではありません。

当然、理想と現実の間には無理が出てくるわけですが、そこは「やせ我慢」でクリア

するのが彼らの作法。 筆者はまさにその体現者を目撃することとなりました。

 

「どうもありがとうございました。」

深々と頭を下げるお二人と、それに恐縮する筆者。

 

 

ただSさん 。   ここは「すまねぇな」……………..でしょ。

寅さん

 

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沖縄道中膝栗毛」へのコメント(1)

  1. ギター小僧 on said:


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