Message in a bottle
- 2015年9月2日
- 未分類
筆者はメールを返すのが遅いそうだ。 何かのアンケートでは、返信メールが
3時間を超えると、20パーセント近くの人が「遅い」と感じるとのこと。
もちろん、仕事上の連絡事項かつ急ぎの内容であれば、筆者だってそれなりの
対応はします。が、そんなに急ぎなら電話で済ませばいいのに思うのが本音のところ。
そんななか、先日えらく牧歌的な記事をヤフーニュースで見かけました。
「1世紀以上前の瓶入り手紙を発見、最古記録か」(8月31日(月)5時30分配信)
記事によると、びんの中のハガキには「英国海洋生物協会の何某にこの手紙を返送すれば、
1シリングの御足だよ。」なる旨の内容が書かれていたそうな。
要は海流調査の一環なのですが、それにしてもメッセージが相手方に届くまでに100年
とは… 前述のメールアディクトにも聞かせなければ。(メールでじゃないよ)
ところで、100年前の1シリングってどんなもんなの?
1971年に10進法が採用されるまで、英国の通貨は
1ポンド = 20シリング 1シリング = 12ペンス でした。
あつらえ向きの小説、19世紀終わりが舞台のシャーロックホームズから考察すると、
『緋色の研究』 軍医であったワトソンの恩給が1日11シリング6ペンス
『唇の捩じれた男』 乞食の稼ぎが7時間で26シリング4ペンス
『花婿失踪事件』 一流ホテルの書付が以下の通り
室料 8シリング6ペンス
朝食 2シリング6ペンス
カクテル 1シリング
昼食 2シリング6ペンス
グラスシェリー 8ペンス
傷痍した軍医の恩給は相当高額なものと推定されますが、ホテル料金からみると、
1シリングは、せいぜい2,000円~3,000円の感じがします。
すると、1シリングの謝礼はクロスワードの図書券プレゼントぐらいのものでしょうか。
瓶詰の手紙は、一般にMessage in a bottleと言われますが、1999年に
ルイス・マンドーキ監督 ケビンコスナー主演で同名の映画がありましたっけ。
でも、今日は毎度のシネマうんちくはなし。
このタイトルと云えば、コッチでしょ!
1979年リリース 『Reggatta de blanc』に収録
Message in a bottle / The Police
虚無的な歌詞をレゲエのリズムに乗せるとこなんかは
さすがスティング。そういえば、Walking on the moonも
このアルバムでした。
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